大まかな理解として、
Band 7.0はちょっとしたミスはあるもののちゃんと話せる。
6.0は理解できないようなミスは少なく話せるもののミスは顕著である。
5.0は、スピーチ中のミスが理解の妨げとなる場合があるだと分かります。
詳細は1つずつ前述の表(こちらの表)の項目を確認いただくとして、2つほど具体的な例をみてみましょう。
【例1】
Fluency and Coherenceの評価項目では、
Band 7: uses a reange of connectives and discourse markers with some flexiblity
Band 6: uses a range of connectives and discourse markers but not always appropriately
Band 5: may over-use certain connectives and discourse markers
となっています。
ここで、discourse markersとは、transition signalとも呼ばれて、文章中での論理の筋道を表す、howeverとかthereforeのことです。つまりBand 7を取ろうと思ったら文章間のつながりや関係性を示す言葉を使いこなせる必要があります。Band 6はこれらは使えるが、たまに使い方を間違える。一方で、Band 5ではそれらの言葉はスピーチの中で使われているがバカの1つ覚えみたいに同じものを使ってしまっているという状態です。つまり、「でも~」とか「しかし~」という時にはいつも”but”だけを多用する状態です。
このTransition signalを持ちてスピーチの内容をわかりやすくすることは、英語スピーチの作法のようなものです。このことから、Fluency and Coherenceで良い得点を出すためには、だらだら話したい事を話すのではなく、まずは結論から話してその後に理由を説明する等の英語でのスピーチの仕方、話し方を身に付けておく必要があることが分かります。何にフォーカスを当てて学習するか?それが明確になっているかそうではないかで学習効率には大きな差が出ます。英語でスピーチする時の作法の基本を守ることはIELTSのスピーキングテストでも非常に重要です。
【例2】
Lexical Resourceの評価項目では、
Band 7: uses paraphrase effectively
Band 6: generally paraphrases successfully
Band 5: attempts to use paraphrase but with mixed success
とあります。
paraphraseとは言い換えのことです。
Band 7ではこれが出来ていないといけません。
Band 6は大体できている。
Band 5では使おうと努力しているんだけど、たまにミスするという感じです。
ここでも英語ではparaphraseが大事だということを知っていないといけませんし、語彙力があるというのはたくさんの単語を使えることはそうなのですが、むやみやたらに知っているとアピールしてもしょうがなく、適宜しっかり言葉を置き換えててアピールすることが大事だと分かります。
The stock market drops due to election. のdropならcrash / plunge / plummet等が考えられます。つまり語彙力があるとアピールするには、dropをcrashに置き換えるとかそういうことが自然とできないといけないということでもあるのです。さらに得意な表現であるならば例えば、plunge / plummet等を使いたいということです。
Source: IELTS Speaking band descriptors (public version)
各Bandで4つの項目でどのように評価されるかの詳細は以下URLを参照ください
IELTS Speaking band descriptors (public version)
IELTS assessment criteria (参考)
次に大事なのはそれぞれの評価項目で求められている期待値を達成するために何をすべきか?明確にすることです
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