【はじめに】
このページでは、通訳案内士試験の科目免除(日本史)で合格率をあげる方法について書いています
科目試験を最小の労力、最短の時間、最小のコストで取得するには
どうすればいいかを書かせていただきます
歴史能力検定 2級 日本史を取れば通訳案内士の科目免除を得られます
http://www.rekiken.gr.jp/
英検1級で科目合格になるんだから通訳案内士とりたいな~とおもった私。
ところが!理系の私にとって通訳案内士の日本史試験はまさに鬼門。
非常に苦労しました。
2010年第2回の試験で無事合格できましたので、対策方法をまとめておきます。
【私の通訳案内士試験対策(日本史)】
一応社会人でそこそこ忙しいのでとにかく最短・最小の労力で合格したい。
一度にすべての科目合格は無理なので、個別に合格していく事を目指す。
そもそも、通訳案内士を取ろうと思ったのは英検1級を持っていると英語が免除になるから。
【対策方法】
(対策前の状況)
私は、歴史は大嫌い。
高3の時センター直前の12月の1ヶ月間世界史だけをやってセンター試験にのぞみ、
河合塾の速報結果でセンター試験の偏差値が30台だったつわものです。
歴史は大嫌いでそもそもの知識が0からのスタートです。
(どれだけの時間学習すればいいか?)
あくまでも目安ですが、150時間~250時間程度(1日1時間で半年~1年)
知識0から学習する場合、300時間程度
ある程度ある人なら、150時間程度
学習するには、大きく二つのテーマがあり
1つ目:歴史の大きい流れをつかみ理解する(本を2冊読み、3回程度繰り返して読む)
2つ目:とにかく暗記する(後ほど紹介するような高校中級程度の参考書をひたすら暗記)
ですのでこれらをどれくらい効率よくできるかで学習時間がばらつきます。
※歴史は暗記科目ではなく、丸暗記は百害あって一利なしと豪語する
歴史能力検定ですが、これはただのウソだと思います。
あんな問題を作ってよくこんな事がいえるな。。というのが私の本音です
歴史能力検定は丸暗記をせずに合格は不可能です。
理解の学習時間2割に対し、
暗記の時間は8割は必要です。
暗記は、残念ながら時間がたつと忘れてしまいます。
ですので、まとまった時間が取れないのであれば、
受験のタイミングを考えた方が良いと思います。
直前に60時間は学習時間を確保されるべきです。
(何をどれがけ学習すればいいか?)
学習すべき内容は、(1) 歴史の流れの把握と (2) 丸暗記です。
暗記しないといけない量は、
「日本史1問1答」の★3つと★2つの問題です。
日本史1問1答を丸暗記できる自身のある人はとにかくそれを覚えてしまうのが
一番学習量は少なくて済みます。
ただ、全体の流れが全くない中でとにかく記憶するのはかなりきついので
私は以下の方法をお勧めします。
(1) まず過去問題を解く(自分がどれくらい合格点の60点に遠いのか知る)
(2) 記憶するための大きな幹を作る(歴史の流れをざっくり押さえる)
(3) とにかく片っ端から暗記する(日本史1問1答の問題を解く)
(4) 紛らわしい用語を整理しながら暗記する
(5) もう一度過去問題を解いて確認(合格点まであとどれくらいか分析し(2)から繰り返す)
(1) まず過去問題を解く
日本史2級は6割正答を得られれば合格です。
まずとりあえずやってみて試験の問題の感触、現在の自分のレベルを出してみましょう。
ちなみに私は25~30点程度でなかなかこのレベルから抜け出せませんでした。。
過去問題の詳細分析は当ページ下部をご覧ください
(2) 記憶するための大きな幹を作る
まず全体の流れを把握するには、参考書を2冊読みます
(どのような参考書でもいいですが、量と分かりやすさでは以下の2冊の組合せがベストです)
古代~近代(江戸時代)
超速!最新日本史の流れ―原始から大政奉還まで、2時間で流れをつかむ!
http://amzn.to/elDlhs
近代・現代史
金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本―近現代史
http://amzn.to/eYSIrL
上記2つの特徴は、
まずどちらも読めます。何いってるの?とおもわれるかもしれませんが、
もういちど読む山川日本史(ほぼ高校教科書)を読もうとしましたが
とてもじゃないですが読めません。10Pで挫折しました
要するに読んでいてへぇ~~って面白いんです。
超速!の方は、歴史に対する熱い思いが伝わってきて、それってどうでよくない??と言う情報もあるのですが楽しく学べます。2時間と歌って居ますが、歴史が吐き気がするほど嫌いな私ですら3時間で読めました。
金谷さんの方は、わかりやすいんです。高校受験のために知識整理のためには最高レベルの良書だとおもいます。わかりやすいので、”へぇ~~そうなんだ”と言う感じでこちらも自然に読めます。
がんばって3回くらい繰り返し読みましょう!
それ以外は、お金に余裕があるという方、興味がある方は、
例えば超速 日本史の近現代版を読むなどするのも面白いです。
金谷さんの古代とか。
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※人間はいろいろと関連付けて覚えるのが得意です。ですので、この時間(6時間弱×3回=18時間の投資)を惜しむと暗記の効率が悪くなるかもしれません。幹のない所に葉っぱをくっつけようにも無理といったイメージです
(3) とにかく片っ端から暗記する
これは苦しいですがひたすらやるしかありません。
ポイントは、どうしても覚えられない所はとりあえずほっておき、繰り返し何度も回数を多くやる事です。
覚えられる所から覚えていきましょう。
使用する参考書はこれです
日本史B一問一答―完全版
http://amzn.to/gZODFq
(4) 紛らわしい用語を整理しながら暗記する
試験問題でよく似たような名前を選択肢に入れて聞いてくる問題があります
どっちだったけ?と混乱するようになれば知識が増えてきている証拠なのであと一歩です。
例えば簡単な例では、
私は柳条湖事件と盧溝橋事件が
どっちが満州事変で、どっちが日中戦争の原因だったかがすぐに分からなくなります。
こういうのは知識が増えていくと混乱してくるので、ある程度知識が溜まった段階で
自分が混乱する場所・ポイントを押さえ、整理して覚える必要があります
上記の例では、私は満州事変⇒日中戦争の順番はどちらが先か理解して覚えているので
(この時間的順番は歴史の流れを理解していれば記憶の負担は小さい)
先に湖があってそのうえに橋をかけた(柳条湖⇒盧溝橋と覚えました)
(5) もう一度過去問題を解いて確認
60点取れれば合格なわけで別に80点取りたいわけではないので
ある程度学習したら確認しましょう。
【お勧めの書籍】
http://bit.ly/bqA9c5
【見つけたブログ】
http://plaza.rakuten.co.jp/husuihappy/diary/200807030000/
(以下作成中)
試験の分析
【出題傾向】
問題のタイプ
理解 – 流れを知っていると回答できるもの
記憶 – ある特定の事実を知っていると回答できるもの
記憶 – 文化
記憶 – 資料問題
記憶 – 資料(絵等)
【歴史検定2級】
科目合格のため歴史検定2級で代用します。
試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思います。
歴史検定2級にどうしたら最短で合格できるか?

名古屋大 物理工学科卒、米国の大学院にて原子核工学修士を取得(アメリカ留学)。20代はGEやBCGといった一流外資企業で語学力を活かし外国人のエグゼクティブへ英語でのプレゼン経験も多数有。理系でありながら、実用英語技能検定1級、TOEIC980点、IELTS7.5点。著書: 一生食える「強み」のつくり方
今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する「学び方」のノウハウには定評がある。