今話題のキーワードをちょっとだけ深堀りするこの企画、今回は” woke mind virus” です。

英語学習者なら一度は手にしたことがあるTIME・・・この度、自分も恐る恐る手に取ってみると、あら?少しは読めそう??と感じ、読んでみることにしました。
ところが・・・政治ネタはなかなか骨太だな〜結構知らない単語もあるから・・・でも読んでみるのも良いな、それぞれの記事、今は大枠が掴めたらそれで良いはず!と腹を括って読むことにしました。
アメリカばかりではなく世界中で話題のElon Musk氏の記事を読み、なんだか知らないフレーズが出てきて、「ん?これって気になる!」と思い、早速調べることにしました。
結論
英検®︎対策として、このwoke mind virusとの向き合い方 英検®︎1級頻出の「格差」「表現の自由」関連トピックでは、ぜひ知っておきたい用語である。知っていることにより、essay・2次のQ&Aセッションでの幅が広がるため。 しかしながら、一般的にはDominant Narrative寄りで回答を考える方が考えやすい・話しやすい・面接官を説得しやすい?ため、「様々な意見がある」「Elonが大きな影響を与えそうだ」「これから目が離せない」というスタンスで押さえておくことが無難。(と自分は思いますが・・・) (Dominant narratives, sometimes called dominant cultural narratives, are frequently-repeated stories that are shared in society through various social and cultural institutions. Wikipediaより)つまり、社会で広くそうだと思われている考え方のこと。気候変動の場合、「気候変動は地球温暖化によるものだ!」というある意味固定化した考え方のこと)
” wokeness” ウォークネス
このwokeがとりあえずわからないですね。ウォークネスという言葉も聞いたことがありましたので、もしかして何か関係があるのか?と思い、「英英辞典」で調べました。
noun [ U ] mainly US informal
Cambridge Learner’s Dictionary
a state of being aware, especially of social problems such as racism and inequality

「主にアメリカ英語・インフォーマル」とあるとおり、どうやら新語のようですね。「特に人種差別や不平等などの社会問題を認識している状態」とのことです。近年の「格差は問題だ!」「女性やLGBTQの人々の権利を求めていこう!」という考え方の高まり、英検®︎1級合格を目指している皆さんなら、ご存知ですよね。
念の為、Ngram Viewerでも検索してみました。

やはり、新語でした。2015年頃から急激に使用されていることがわかります。この頃から、格差をなくしていこう、という「社会的正義」を追求する社会への機運が高まったことがわかります。

ところが、この ”行き過ぎた”?「社会的正義」に大きな懸念を示しているのがElonなのです。このElonに影響を受けた?トランプ大統領は、ウォークネスやWoke Mind Virusを根絶するための具体的な政策を提案していると思われます。
そこで!
全体像を掴むのが得意なChat GPTさまにサクッと調べてもらいました。
「Woke Mind Virus(ウォーク・マインド・ウイルス)」は、イーロン・マスク氏が近年頻繁に用いる表現で、彼の見解では現代社会における過度な政治的正しさや「ウォーク」文化が社会や文明に悪影響を及ぼしているとされています。
マスク氏は2024年2月、X(旧Twitter)で「The woke mind virus is killing Western Civilization.」と投稿し、西洋文明が「ウォーク・マインド・ウイルス」によって衰退しているとの懸念を示しました。
X (formerly Twitter)また、2025年3月には、AIシステムにおける「ウォーク・マインド・ウイルス」の影響についても言及し、「他のすべてのAIシステムには『ウォーク・マインド・ウイルス』が組み込まれている」と述べています。
The Economic Timesさらに、マスク氏は「ウォーク・マインド・ウイルス」が自身の家族にも影響を及ぼしたと考えており、2024年8月には、トランスジェンダーの娘であるヴィヴィアン・ジェナ・ウィルソンさんが「ウォーク・マインド・ウイルス」によって「殺された」と比喩的に表現し、この現象と個人的な経験を関連付けています。
これらの発言から、マスク氏は「ウォーク・マインド・ウイルス」を、過度な政治的正しさや社会的公正を追求する動きが社会や個人に悪影響を与える現象として捉えており、その影響を強く懸念していることが伺えます。
Chat GPT
Woke Mind Virus(TIME/Dec.9.2024)


“Freedom of Speech”についての言及があり、「だからTwitterを購入した。」とのこと。
「政府寄り(*)への説明を求められ、マスク氏は”woke mind virus”という言葉を持ち出している。」
(*): the Right/right political groups that support capitalism (= a system in which industries and companies are owned by people and not the government) Cambridge Learner's Dictionaryより

「これらの力=woke mind virus に対する彼の怒りは政治的な事柄にとどまらない。彼のトランスジェンダーの娘は・・・(中略)・・・合法的に名前を変更した。マスクは次のように言っている、「この子ども(元々は男性)は『死んだ』『殺された』のだ、woke mind virusによって。この後、私はこのwoke mind virusを破壊すると誓った。」

彼には体外受精によって生まれたお子さんが10人以上いるのですが、Vivianさんは第1子。estranged from her father とあるように、父親であるElonとは疎遠となっているようですね。
この記事からも読み取れるように、相当強い覚悟を持ってwoke mind virusを撲滅しようとしていることがわかります。世界一の大金持ちになったElon、お金の力と権力を使って世界の流れを大きく変えようとしていることに、衝撃を受けました。
Elon Must vs. The Woke Mind Virus

いずれにせよ、いろいろな媒体から情報を得て、自分の意見をまとめておく、これが英検®︎には効きそうです。興味を持った方はぜひやってみてください。
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英検1級(2018-1)★1次合格まで15回以上受検 ★1次合格後2次連続4回不合格 ★1次から出直し3回目で2次合格★合格までにessay118本書きバリュー講師から徹底的にフィードバック・発話練習を受ける★地方観光パンフ日→英などなど★英文法・長文読解など現在も猛烈学習中★
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