今回は「精聴」についてです。
極論すると、精聴については、この本(K/H System)を読み、しっかりやればOKです。
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私は色々なところでこの本を薦めています。この本は本当にすばらしいです。
アマゾンの書評と出版年をご確認ください。なぜこれほどロングセラーでいられるのか?
この本は、正しい精聴の仕方とその極意(学習意図)を教えてくれます。
この本の学習を通じて、例えば声のトーン、微妙なニュアンスを含めた深い理解が可能になります。
また、覚えるまでやる事で、その表現を「知っている」から「使える」英語へ変換してくれます。
そのためには、机に座りしっかり学習時間を確保せねばならなりません。
多聴と違い隙間時間に学習するのが難しい点もポイントです。
しかし、得られる成果は大きく、英会話力にも大きな効果があります。
例えばですが、
It is the case that those who live on a pension are forced to lead a hard life.
日本語に訳すと、
年金生活者が厳しい生活を強いられているというのは事実です
となりますが、
当たり前ですが、(完璧な)日本語と英語は語順が違うわけで、ネイティブはこんな風に頭の中で英語を処理していません。
It is the case that / those who live on a pension / are forced to lead a hard life./
塊で日本語を分けると
年金生活者が / 厳しい生活を強いられている / というのは事実です
英語の語順で意味が取れる日本語に変換すると
これは事実ですが(何が事実かというと) / 人たち、(その人たちは)つまり年金で生活しているんですが / 厳しい生活を強いられています
イメージとしては意味の塊ごとに文頭から情報を処理しています。
これができるためには、1.どの塊で意味を取るか(スラッシュを入れる位置)、2.意味の塊をどうつなげるか?(関係代名詞の処理)が大事になります。本書はここら辺の処理の仕方にも詳しいのです。
私個人は大学院生で、TOEIC600点の頃、この本に挑戦しました。
2か月程度でリスニングを100点以上のばし730点を突破しました。
そして、この本のすごさに本当の意味で気づいたのは、860点を超えた頃でした。
レベルが上がるにつれて発見があるこの本は、真の良書と思います。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、VOAはこの本の学習法を実践する教材としても最適です。もちろんCNN STUDENT NEWSを活用してもOKです。

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