
英語の試験ってたくさんあって、スコアの数字もそれぞれ違うので良くわからないのですが、IELTSのスコアの意味するところや目安ってどうなってるんでしょうか?

IELTSのスコアの目安は例えば、IELTS Naviというサイトでも確認いただけます。IELTSは受験料も高いので、アメリカ・イギリスの大学院などに留学する時に必要な英語力を証明するための試験とおぼえておいていたダエけるとよいかと思います。
IELTSって?
英語試験って英検とかIELTSとかTOEFLとか色々ありますよね。
TOEICとは違い、IELTSやTOEFLはアメリカの大学院や大学の入学要件に使われるのですから、英語力の診断テストとしては一級品なはずです。
日本の大学入試の問題と同じくらい真剣でシビアってことです。なので受験の時はパスポートチェックなどもあります。
日本を出て海外の大学・大学院に進学するためには必要な試験とおぼえておいていただけると良いかと思います。
IELTSを英検級を目安に置き換えてみると?
IELTS7.0=英検1級
IELTS6.0=英検準1級
IELTS5.0=英検2級
とIELTSは1.0点差で英検の級が1つ違うと覚えておくと便利です。
ちなみに適当にいってるわけではなくて他サイトにも相関は乗ってます。
IELTSの試験料を考えると、まずは目安となる英検級を取得してからIELTSを受験することをおすすめしています。
ちなみに、日本では、IELTSの試験は英検協会が受託し、実施しています。
現在は、英検もどんどん4技能化が進んでおり、試験料と4技能試験のバランスを考えると英検は非常に良い試験となってきていて、IELTSも当然意識した試験づくりになってきていると感じています。
さらにIELTSを語彙力を目安に見てみると?
IELTS7.0=英検1級=15,000~10,000語彙
IELTS6.0=英検準1級=7,500語彙
IELTS5.0=英検2級=4,000~5,000語彙
DUO3.0って単語帳に出てくる単語がほとんど分かり、日常会話で使われる単語の98%をカバーするのが準1級レベルです。このレベルの4技能は1つの日本人が目指す英語力の目安です。
そして、Merriam Webster Learner’sやLongmanという英英辞書で使われている定義語彙が2000~3000語彙であることを考えると、IELTS5.0(英検2級)レベルは、なんでも英語で説明することは可能なレベルとなります。
つまり、IELTSスコアの目安は、
IELTS7.0=米国、英国のトップ大学院へ留学可能レベル
IELTS6.0=日常会話に困ることはないレベル
IELTS5.0=それなりに意思疎通が可能で、様々なことを工夫すれば説明できるレベル
といえます。
海外大学を視野に入れた場合のIELTSの目安
最近は、海外大学も1つの有力なオプションに入ってきます。英語力が心配で…というのはとても良くわかります。
海外大学を視野に入れた場合どれくらいの英語力が目安になるのでしょうか?
1つ有力なオプションとなるのがマレーシア留学です。University of Malaya(301-350th, THE 2020 Ranking)、マラヤ大学は、IELTS 5.0〜留学が可能です。
今なら学費もリーズナブルです。(※海外の名門大学はとてもお金がかかるんですよ)
ちなみに、慶応大学は世界ランキングは600-800位、名古屋大学は250-300位です。こういったチャンスを掴む(世界ランキング300位程度)にはIELTSのOverall Score 5.0が目安になるんです。

名古屋大 物理工学科卒、米国の大学院にて原子核工学修士を取得(アメリカ留学)。20代はGEやBCGといった一流外資企業で語学力を活かし外国人のエグゼクティブへ英語でのプレゼン経験も多数有。理系でありながら、実用英語技能検定1級、TOEIC980点、IELTS7.5点。著書: 一生食える「強み」のつくり方
今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する「学び方」のノウハウには定評がある。