【英検®︎1級】2024-3 合格体験記01

受講生の声・体験談

英検®︎2024-3の合格体験記、続々お寄せいただいております。お待たせいたしました!今回は、1次は短期間で合格できたものの、2次で苦戦することとなったAさまの合格体験記です!

Aさま 英検®︎1級合格体験記

Aさま
Aさま

こんばんは。以前、無料相談でカウンセリングを受けた、Aと申します。
2024年度第3回英検1級合格いたしました。
自分がインプットを頑張るしかないと覚悟を決めることができた相談会でした。
おかげさまで、2次試験を乗り切ることが出来ました。
ありがとうございました。

しょーこ
しょーこ

Aさま、この度は英検1級合格、おめでとうございます!
今回の2次トピック、難易度が上がったとのことでしたが、そんな難しい面接に合格、本当に素晴らしいですね!
2分話すことが難しい、とおっしゃっていましたが、本番ではお力を発揮できたのですね!すごいです!!
あの面談が少しでも何かお役に立てましたようでしたら、本当に嬉しく思います。

Aさま
Aさま

【1】はじめに
 1次試験には2ヶ月の準備で合格できたものの(英語教員としての経験が役立ちました)、2次試験に合格するまで9ヶ月かかりました。

しかし振り返ってみるとそれも当然で、1回目、2回目の2次試験時点では、CEFRのC1レベル(英検1級合格レベル)が要求する「言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。」というレベルには全く達していなかったと思います。

合格はしましたが、今も上記のような安定した力があるとは言えないと思います。

Aさま
Aさま

【2】1回目の2次試験に向けて
 最初の2次試験までの1ヶ月は、「英検1級面接大特訓」「2024英検1級過去6回全問題集」「英検1級2次試験・面接完全予想問題」を使って対策しました。

試験では、”Can poverty truly be eradicated?” というトピックが一番何とかなるように思われたので選びましたが、Short speech では、おそらく2つの理由のうち1つが説得力のないものだったので、6点の評価。

Interactionでは、「途上国政府が支援金を不正に使ってしまうのではないか」という質問を、「先進国の援助はしばしば紐付きの援助なのではないか」と勝手に早とちりし、5点の評価。故に、不合格でした。

Aさま
Aさま

【3】2回目の2次試験に向けて
 その後、バリューではないのですが、とあるオンライン英会話スクールで週5回の英検1級面接対策レッスンを受講。英検の過去問を10年分くらい扱い、事前にスピーチ(1レッスンに2つ)を覚えていって聞いてもらい、それに対してQ&Aを行ってもらうという形にしてもらいました。先生方からスピーチは自分で考えたほうが良いと言われましたが、そもそも基礎知識がない私が、内容のないスピーチを作って覚える時間が惜しいと思い、模範解答やChatGTPを使って作成した英文を暗記していました。まずは合格レベルの英文インプットが必要と思ったのです。

しかし、レッスンを2次試験1週間前まで受け続けたので、復習する時間が全く足りず、自信を持って諸トピックについてスピーチできる状態に持って行くことは全くできませんでした。

本番は、やったことがあると思い込んだ”Can factory farming be eliminated without negatively impacting enough food production? “を選びましたが、何とfactory farming=industrial agricultureと思い込んでいたので(語彙力がない!)、当然のことながらSpeechもInteractionも 低評価で、不合格でした。

Aさん
Aさん

【4】3回目の2次試験に向けて
 ここで、途方に暮れてしまった私は、バリューイングリッシュの主催する、しょーこさんによる無料相談会に参加させていただきました。実際に経験者のお話を伺えるのはとても貴重な機会でした。結局、自分の努力しかないんだという覚悟を決めることが出来、その後4ヶ月間頑張り続けることができたと思います。

 3回目の2次試験に向けては、バリューイングリッシュで、週2ペースで「教養基礎講座」を2セット、「英検1級対策」を2セット受講しました。並行して他のオンライン英会話スクールでも週2ペースで「英検1級対策」を受講していましたが、今回は1ヶ月の復習期間が取れるように計画しました。以前のように前もって準備していくことはせず、英検本番と同じようにその場で考え話すようにしました。

しかし、5ヶ月間対策をしてきたにも関わらず、このトピックやったことあるなあとか、確かこういう視点で理由を述べてたよな、ということは思い出せても、合格レベルの2分間スピーチには到達出来ない状態が続き、いかに自分に力がないかを、まざまざと思い知る時間となっていました。そういった意味では危機感をあおってくれたと思います。

何人かの先生は私のスピーチをその場でリライトしてくれて、これは大変参考になり、授業の充実感につながっていましたが、十分なインプットができていない段階の私が話した内容が基になっているので、最終的にはChatGTPに模範解答を作らせて、それを覚えていました。構成・語数・難易度を指定して作ってもらうと、アップデートされたバランスの取れた視点で書かれた、自分では思いつかない、なるほどという内容のものを多くゲットすることが出来ました。

英文中の内容が分からない場合は更に調べて、Interactionに備えました。しっくりこない内容のものは、数回作り替えてもらいました。Exampleだけ他のものに変えてほしいと注文を付けたりもしました。Easy wordsで作成してほしいとも注文をつけていましたが、語彙レベルはそれほど易しくならず、それもあってか、3回目の2次試験では、Grammar & Vocabulary は8点をいただき、合格に近づく1要素になったと思います。

 3回目の試験1ヶ月前くらいから、復習に入っていきましたが、準備した英文が多すぎて、本番で合格レベルに持っていけるスピーチを一体どのくらい準備できるのかという状態に再度なってしまいました。本当に自分の実力がわかっていない愚か者です。全部を頭に入れることは不可能なので、自分の好きな英文、山を掛けたトピックから復習に取り組むことにしました。

しかし、レッスン直後+1回=計2回くらいの復習で、2つの理由とその例を、流暢に話せる頭の構造をしていないため、また、覚えてもそれが出るとも限らないということが頭をよぎり、試験が近づくにつれ、今回もまた不合格の可能性が高い…永遠に合格しないのではないかという気持ちに襲われ、集中力を欠くことが頻繁にありました。しかし、バリューイングリッシュからメールで今年度第1回、第2回で出題されたトピックが送られてきたことで、少しモチベーションが復活しました。同じトピックは出ないだろうと、それを除いて復習できたからです。

 本番では、”Should we expect technological advancement to continue forever?”を選択。他に自信をもって話せそうなトピックはなく、technological advancementの具体例なら話せそうだということで選びました。

Yesと回答し、理由は「今日のtechnological advancementは、ものすごいスピードで少し前まで不可能だったことを可能にしている。科学者達は、global issuesや日常生活の問題解決のために、これからも競争して技術革新を目指すだろう。故にtechnological advancementは続くと期待すべきなのだ。」という流れで、2つの具体例として、genetic engineeringとspace explorationの分野を挙げました。正直、この答えは、正面から挑んだ回答になっていませんが、このような回答しかできませんでした。Short speechの評価は7点。

Interactionでは、”Which technological advancement do you think is the most amazing?” という問いに対して、「スピーチでも述べたgenetic engineeringで、例えば、cystic fibrosis, sickle cell anemia, or Huntington’s diseaseなどのuntreatable diseasesを治せるようになったことはすごい」といったことを答えました。”Advancement in genetic engineering might enable us to live much longer, but do you think it could be true happiness for humanity? “ という問いに対しては、「人間の寿命が延びるのはいいことだけれども、同時に、overpopulation, resource strain, unequal access to advanced treatmentsといった問題もでてくる。私達はtechnologyとethicsのバランスを取るべきで、true happinessとは何かも考え続けるべきだ」と答えました。

”You said we should balance technology and ethics. Do you think scientists are doing it?” に対しては、「Yes、理由は、今日ではcitizensやother scientists がunethical behaviorを厳しく批判し、世間が容認しないから」という感じのことを答えたかったのですが、咄嗟に「消費者は、unethical behaviorを行う会社を拒絶し、その商品を買わないから」と回答してしまい、完全にやらかしました。しかし、なぜか、Interactionは9点をいただきました。

Aさま
Aさま

【5】まとめ
 まとめると、私の場合はとにかく、アップデートされたバランスの取れた視点で構成された、2reasons with1example respectivelyのスピーチを可能な限りインプットするというやり方でした。また、各トピックについて講師の先生と一緒にやった場合は、Questionをいろいろいただいているので、それについても模範解答をChatGTPに作ってもらい、覚えました。

今年度第1回、第2回については、過去問とほぼ同じトピックが1つは出されていたようですが、残念ながら私はそれらを準備していませんでした。第3回でも準備したトピックは見当たりませんでしたが、インプットしたgenetic engineeringとspace explorationについての情報を使い、何とか切り抜けたという感じです。私の英検対策は非常に乱暴なやり方だと思います…。

 私は複数のオンライン英会話スクールで受講し、それぞれの良さがあるように思いましたが、英検1級合格に向けては、バリューイングリッシュの講師の先生が一番情報を持っているように思いました。また、事務局からの激励のメールもありがたかったです。

オンライン英会話スクールを利用する利点は、1分の準備時間で「論点とその根拠をまとめ、首尾一貫したスピーチを組み立てる」練習が出来ること、Interactionの練習を通して「臨機応変に応答し会話を継続する」ことに慣れることができること、本番で質問されそうなQuestionをゲットできることが大きいのではないかと思っています。

そして、最終的には、自分で、準備した内容を流ちょうにアウトプット出来るまで、インテイクに努めることに尽きると思っています。

しょーこ
しょーこ

丁寧な合格体験記、本当にありがとうございました。 実際に取り組んだトピックについて詳細にお知らせくださり、今後挑戦される方々のお力になることは間違いありません。 お忙しいなか、お寄せくださって、本当にありがとうございました。 


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