英検®️1級2次Grammar & Vocabularyのスコアアップを目指すには

英検®1級2次

Grammar & Vocabulary というと、文字通り「語彙」「文法」のレベルを上げる?ってどういうことだろう、と思ったことはありませんか。

英検®️1級2次で”Grammar & Vocabulary”低スコアの原因

英検®️1級1次試験で語彙・文法のセクションをかなりの高得点で突破された方からこんな質問がよく来ます。

英検®️1級2次で”Grammar & Vocabulary”のスコアが低かったので困っています。どのように対策すればいいでしょうか?

ここには大きな落とし穴があって、さらなる知識の強化(例えばボキャブラリーを増やすためにニュースをたくさん見るとか、語彙を強化する)に走るのは方向性として筋が悪い可能性があります。

英検®️1級の勉強をしていると、確かに、トピックに関連した比較的レベルの高い?語彙が登場しますね。さらにレベルの高い語彙をスピーチに入れていかないといけないのでしょうか?

英検®️1級のGrammar & Vocabularyが低い場合、「知識」として課題があるのではなく「運用」ができているかどうかを見ていると考えるべきです。

つまり、「知っている・知らない」ではなく、「使える・使えない」の違いです。

少し厳しい言い方をすると、得意な知識の習得に逃げてしまっていて、使えるための練習から逃げているということはないでしょうか?ということになります。

あくまでも体感ですが、自分が合格したときのGrammar & Vocabularyのスコアは「8」。よりハイレベルな、いわゆる「上位語」を使った記憶はありません。もちろん、トピックに必要なある意味専門的な語彙については、使える(口から出る)ようにはなっていましたが、それだけです。

英検®️1級2次の「語彙・文法」のレベルは90%以上が準2級以下(驚き!)

以下のサンプルスピーチは某社の英検教材に模範解答として示されているものです。これを語彙レベルチェッカーにかけるとどのような結果になるか予想できますか?

下記にある通り、 90.7%以下が準2級の語彙(3000語彙程度)で、96%以上が4000語彙(2級は5000語彙)です。

ここから何が言えるかというと、スピーチのテストでいう語彙・文法というのは基礎的な語彙・文法の運用能力です。これは、当校でいうと、QRトレーニングコースでカバーしている範囲になります。

QR(Quick Response) Training コースとは・・・・・
・英語の運用能力アップのための講座です。
・英語のスピーキング能力の向上にも最適なコースとなります。
・短文を瞬間的に英語で発話できることを目指します。
・講師が日本文を提示し、それを瞬時に英語にする、というのを繰り返すことで瞬間的に英語が出てくる状態を目指します。

英検®️1級の2次試験で、Grammar & Vocabularyというのは、「使える・話すことができる」語彙・文法を判定していると考えるのが自然と言えます。

もしくは90%くらいの範囲(試験時間中のスピーチ時間)はこの基礎レベルについてプレゼンしていることになります。話を聞いている時に、90%と一部カバーしないといけない10%の範囲とどちらに課題があると2次試験の中で試験官に判断されそうでしょうか?

どうしても信じられない・自分で調べてみたいという人は、ぜひこういった語彙レベルチェッカーを使って自分でスピーチを一度分析してみてください。

英検®️1級2次”Grammar & Vocabulary”スコアアップ対策

まずは、英検®️1級2次のスピーチを試験形式で実際にやってみて、それをスマホに録音しましょう。それをGoogle Docなどを使い文字に起こします。もちろん、用意した原稿がある場合は、そちらを使いましょう。

次に、間違いの箇所を見つけます。冠詞、時制などシステマチック(明らかな傾向がある形)で間違えていませんか?

これが分かれば、そういったシステマチックに間違いをする「癖」を直していきます。これは無意識(※英検®️の試験という緊張状態では、普段練習したことしかできないと考えるのが妥当です。)にできるようにならないといけないので、そんなことは「知っている」という状態から抜け出し、実際に正しい英文を書く・話すところまで持って行くことが大事です。

grammarlyなどの有料サービスもいいでしょう。(まずは無料版でお試しください)さらに、スピーチの原稿チェックには、英検1級ライティング対策コースもオススメです。

文法的に正しい原稿が用意できるようになってきたら、次は話す訓練が必要です。QRトレーニングコースを活用いただいて、徹底的に基礎の反復練習をされるのがもっとも近道ではないかと考えています。

スピーチ原稿の「音読」も英語の運用能力を上げると言われています。現在はAI音声ツールがありますから、そちらに原稿をコピペするだけです。Eleven Labsはいかがでしょう? 数年前とは異なり、その性能は驚異的にアップしております。(自然な英語音声を得ることができます)

Text to Speech & AI Voice Generator
Create premium AI voices for free in any style and language with the most powerful online AI text to speech (TTS) software ever. Generate text-to-speech voiceov...

まとめ

Grammar & Vocabularyスコアアップ対策は、英語の「運用力」を上げること!

▶︎文法的に正しい英語を書けるようにする
▶︎準2級程度の簡単の語彙を使って話す練習をする
▶︎QRトレーニングを活用する
▶︎AIツールを活用して、原稿の音読練習をする

タイトルとURLをコピーしました