小学生の子どもと「おうち英語」をやっていますが、どのくらい力がついたかわからない・・・とお考えのママ・パパの皆様に、「英検Jr.」についての詳細情報をお知らせします!
英検Jr.は、小学生の英語学習進度を測るには、とても良い試験です。また、お子さまの英語力を総合的に上げていくことにつながると思います。
CEFR B2(英検準1級相当)までは英検!
日本国内で提供されている英語の試験、本当にたくさんありますね。IELTS、TOEFL、英検、TOEICなどなど。具体的にどのような試験なのかわからず、本当に迷ってしまいますよね。
その答えは、準1級相当までは英検を受ける。それ以上のレベルはIELTSかTOEFLで取るです。
理由は、英検は4技能試験化が進んでおり、4技能で測定できるからです。
英検1級の2次に関しては、選択したトピックについて1分間考え、2分間で話すというTOEFLやIELTSの試験とまったく同じスタイルの試験です。
さらにIELTSの試験実施を受託されており、CEFRを意識して問題作成を行っています。ですから、英検対策をしておくと、将来的にIELTS受検にスムーズに移行していくことも難しくありません。
CEFR B2(英検準1級)は、日常会話を98%カバーする基礎的な7500語彙を習得を基準としています。ですから、それらの基準に準拠していれば、どちらの試験を受けても本質的には変わらないはずです。
以上を勘案しますと、受験者の規模・受検料・受検地の選択の容易さ等からも、英検が有力なオプションとなります。(準1級合格後、1級に挑戦するのももちろんおすすめしておきます。)
英検Jr.
ゴールドを取れれば、英検5級、中学1年生終了程度の英語力です。
ただし、書く力(正しく単語などのスペリングを書く力)がついているかどうかを正確に測ることは難しいと思われます。
それでは、英検Jr.オンラインの4つの特徴とオススメの理由を、3つのポイントを挙げて紹介します。
英検Jr.の目的
日本英語検定協会では、英検Jr.の目的を、「英語に親しみを持ってもらい、一つのコミュニケーションツールとして有効であることを理解し、積極的に英語でコミュニケーションを取れる国際人を育成する」としています。
英検との比較
英検Jr.を英検と比較する意見はたくさんあり、シルバーグレードで英検5級とも4級とも言われています。果たしてどれが正しいのでしょうか?
ここで大切なのは、英検は英語の運用能力を測ることが目的なのに対して、英検ジュニアは英語に初めて触れる児童を対象に、まずは英語に興味を持ってもらい、日々の継続的な英語学習につなげてもらうことが目的だということです。
さらにリスニングに特化した試験という事で、早い段階から英語に耳を慣れさせることを目標とすることができます。
幼いうちに身につけたリスニング能力は、ネイティブスピーカーに近い発音にも繋がり、長い目で見てお子さまの将来の高い英語運用能力に期待できると言えるでしょう。
英検Jr.の4つの特徴とメリット
リスニング形式テスト
英検Jr.の特徴として、テストが全てリスニング形式であることが挙げられます。
問題を聞いてイラストの中から答えを選ぶなど、ゲーム感覚で楽しみながら進められる内容となっています。
一般的に第2言語習得がスムーズに行われるのは12歳ごろまでと言われており、この時期までに英語に親しむことで、日本人が特に苦手としているリスニングや発音の能力を効率よく伸ばしていくことができます。
まずは耳から英語に触れることで、人が言語を習得していくときと同じプロセスを辿りながら効率よく学んでいくことができます。
ゲーム形式の試験
まずは児童に英語に対する興味を持ってもらえるよう、楽しみながらゲーム感覚で英語学習を進められるように開発されています。
英語に対する苦手意識は、将来の英語習得に大きな足かせとなります。
逆に小さな頃から英語に親しみ楽しむことができたならば、その後の積極的な英語学習につながっていきます。
英検Jr.はまず、児童が楽しみながら苦手意識を持たずに英語学習を進めていけるように、また英語に興味を持ってもらえるように開発されています。
判定方法
いちばんの目的は英語に親しんで興味を持ってもらうことです。
ですから英検Jr.の判定は合否で行われません。
児童の達成感を英語学習のモチベーションにつなげてもらうため、正答率と進級の目安が示されます。
3つのグレード
英検Jr.の試験は英語学習を始めたばかりの児童向けのブロンズに始まり、シルバー、ゴールドと3段階で設定されています。
それぞれのグレードでバラエティーに富んだ問題、全問題用紙カラーと児童の興味を引く工夫がたくさんあります。
各グレードとレベル
ブロンズ
初めて英検Jr.を受験する場合、まずブロンズからの受験となります。
試験のレベルは、塾で週1時間の場合半年~1年程度、小学校の英語活動週1時間の場合1年半~2年経過程度となっており、小学校低学年を想定しています。
英語のリズムに慣れ親しみ初歩的なコミュニケーションを理解することを目標に、主に家庭や学校などにおける日常生活を話題に出題されます。
具体的には、挨拶や簡単な文の聞き取りが試験のねらいとなっています。
シルバー
ブロンズで正答率80%以上の児童が対象の試験です。
試験のレベルは、塾で週1時間の場合1年~2年程度、小学校の英語活動週1時間の場合2年~3年半経過程度となっており、小学校中学年を想定しています。
否定文や疑問文を含む、2~3往復程度の短く簡単な会話を聞き理解することを目標に、児童の生活範囲内での社会活動や趣味、学校生活などを話題に出題されます。
シルバー以降、音声とアルファベットを結びつけることを意識した試験になります。
ゴールド
シルバーで正答率80%以上の児童が対象の試験です。
試験のレベルは、塾で週1時間の場合2~3年程度、小学校の英語活動週1時間の場合3年半~5年経過程度となっており、小学校高学年を想定しています。
まとまった会話などの文章を聴き、内容や要点を把握する、また身近な事柄に対する表現を聴き、質問や応答ができることを目標としています。
日本や外国の文化、自然環境や職業など幅広く出題されます。
簡単なリーディング問題が入ります。
試験詳細
ペーパー試験は年3回の開催で、試験時間はBRONZEで30分、SILVERで35分、GOLDで45分となり、受験料はBRONZE 2,500円、SILVER 2,700円、GOLD 2,900円です。
ブロンズとシルバー、またはシルバーとゴールドを同時に受験するダブル受験が可能です。
オンライン試験は随時申し込み可能で、3ヶ月の有効期間内にいつでも1度受験が可能です。
受験料はBRONZE 2,300円/SILVER 2,500円/GOLD 2,700円です。
オンラインでは「ラーニング」という学習プログラムも申し込み可能です。
試験開催の詳しい日程などはこちらから確認してみてくださいね。
英検Jr.の3つのおすすめポイント
自然に英語を習得できる
英検Jr.がおすすめなのは、語学を習得する順番(「音」の正しいインプットからスタートすること)と一致している学習方法で、その段階から自然に取得できるようになっていることです。
例えば、シルバーまではアルファベットがほぼ読めなくても合格できます。音(発音)と絵(ものごと)がつながっていれば正しい答えを選ぶことができるのです。
ゴールドでは、基礎的なアルファベットを理解し、フォニックスもある程度理解している必要がありそうです。
小さい頃から英語の音を聞いていくと、自然と「英語耳」を作ることが可能、ということなのですね。
ゲーム要素のある練習問題
英検Jr.はセットで練習問題がついてきます。
英検も繰り返しの確認テストを通じて、何度も繰り返し学習ができます。
大人でもそうですが、ゲームなどをして楽しみながら進めると、学習を継続したくなりますよね。子どもも同じです。
しかしながら、大量の繰り返しでしか身につかないのが発音であり、聞き取る力です。
これはロジカルに分析するようなものではなく、体得して習得することが大事です。つまり体で、耳で覚え、再生できるようにするということですね。
楽しいから飽きないのがいいですよね。「音」から学ぶというのが子どもにとっては一番大事ですよね。
次のステージが明確
次のステージが明確なことです。一度、ゴールドを取得すれば、次は英検5級を受検することも視野に入ってきます。
特に小学校1年生になればひらがな、かたかなを学び始めますので、アルファベットを学ぶこともそれほど不自然なことではありません。
5級取得後は、4級,3級とステップを刻んで学習することができます。
そして3級まで4技能を伸ばしながら習得していくと、次はGrded Readerを活用し、多読学習を本格的に開始することができます。
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さらに準2級(3000語彙)程度の4技能があれば、英語ネイティブの5−6歳の子供と同じように会話することが可能です。(比較的抽象度の高くないことであれば、英語で説明できると思われます。)
これは英語で英語を学習することが可能になるということを意味しています。
英検Jr.は、お子様自身が英語を自由に使って、社会で活躍できる、そんな未来につながる試験でもあると言えるでしょう。
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