今日は少し、子どもの英語教育について考えてみたいと思います
以下の記事を読んだところ、
ビッグデータで判明! 「科学的に正しい勉強法」の法則5

法則2:早期教育の効果は限定的 というものがありました。これは本当でしょうか?
小さい頃の記憶力というのはすさまじいものがあります。これは子をもつ親なら誰でも知っていること
そして、3歳ごろに大好きだった恐竜の名前を今でも覚えているか??といわれると覚えていないものですよね
そういう意味(早い段階で単語を覚える)では、早期教育は無意味といえるかもしれません。
いわゆるお勉強として「記憶」したことは意味がない可能性があるというのはその通りだと思います
一方で、勉強の習慣、本を読む習慣、椅子に座って鉛筆を持つなどの習慣は早くからやるにこしたことがありません
これは別に英語ではなく、算数でも、国語でもなんでもいいわけです
で、英語に関しては子どもの時に、何をやっておくべきか?というと個人的には、
「とにかく大量に英語を聞いておく、出来る限り英単語を口にして発話する練習をすることが大事」だと考えています
これは、論文にもなっています
乳児はすべての語音を聞き分ける能力を学習によって失う(参考ブログ記事)

以下抜粋
アメリカ人と日本人の乳児を対象に、「r」と「l」の発音の違いを聞き取る能力の発達を調べたところ、次のような驚くべき発見があったのだ。
生後10か月以上の日本人の乳児は、同月齢のアメリカ人の乳児がやすやすと聞き分ける「r」と「l」の聞き分けが、日本人の大人と同様にできなかった。ところが、日本人の乳児でも月齢が6~8か月だと、ちゃんと「r」と「l」を聞き分けているのだ。
つまり、RやLといった音の違い、Light/Rightの差をなんなく認識できるようになるためにはできるだけ早い時期にその音に触れておく必要があるということです。
具体的には、
NHKの英語であそぼうなどのTV番組などを毎日少しの時間でも見るだけでもよいのではないかと思います
「とにかく大量に英語を聞いておく、出来る限り英単語を口にして発話する練習をすることが大事」
という基本方針をおいて、どのような教育機会を設けるといいかを検討するとよいかと思います
私自身、ノンネイティブとして十分な英語力を身につけていますが、英語の単語、論理構成、プレゼンなどは後天的に成人してからでも努力すれば身に付きます。でも発音はそうは行きませんでした。自分の子どもには英語の音を理解できる耳を有る程度自然にもてるようにしてあげたいなと考えています
「とにかく大量に英語を聞いておく、出来る限り英単語を口にして発話する練習をすることが大事」

名古屋大 物理工学科卒、米国の大学院にて原子核工学修士を取得(アメリカ留学)。20代はGEやBCGといった一流外資企業で語学力を活かし外国人のエグゼクティブへ英語でのプレゼン経験も多数有。理系でありながら、実用英語技能検定1級、TOEIC980点、IELTS7.5点。著書: 一生食える「強み」のつくり方
今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する「学び方」のノウハウには定評がある。