みなさま、お待たせいたしました。バリューイングリッシュのレッスンを受講され、見事にハイスコアで合格を勝ち取ったAさんの合格体験記の続編をどーぞ!
「第三章 私の英検1級合格までの軌跡」
12月に一度目の二次試験の不合格発表があってから、3月の試験へ向けて、作戦を練り直した。
そして、行き着いたのは、とある黒い本で有名な著者のスクール。
これほどまですごい人に学べば、次こそ合格できるに違いないと。
そこで提供されたものは、あらゆるトピック、社会問題の資料でした。
これらを完璧にインプットしよう、そして、これらを具体例に持っていけば、今度こそ合格するに違いないと。
同時に、SDGsのサイトで情報収集をしました。
今思えば、口を動かすことよりも、情報収集やインプットが8割を占めてしまっていて、スピーキング力が向上していなかったように思います。
それは、試験1ヶ月前の、バリューイングリッシュのレッスンや、他の英検1級模擬試験を提供しているスクールで顕に出ました。
「よしきさん、あなたのスピーチは、まず最初にassertionを持ってきている。これはとてもいいことなんだけど、そこから出てくる具体例が、無理にそこに繋げようとしていて、論理性を欠いている。何も考えてないように聞こえるんですよ。」
この言葉を聞き、僕はまた焦りました。自分では、要約突破口を見つけたと思っていたからです。
「やばい、また落ちる。」
本能でそう感じました。
でももう1ヶ月しかなかったので、とにかくその方法でやることに。
そして迎えた2024年第3回の1級面接。
当日の選んだのは、
Will advancements in medical technology make organ donations obsolete?
これで行こうと思いました。
と言いますのは、遺伝子工学や幹細胞研究が、臓器移植の触媒になることを知っていたからです。
しかし、ここで、大きなミスを犯してしまいます。
obsoleteをobscureの方の意味で勘違いしてスピーチしてしまい、的外れなスピーチになってしまったのです。
そして、スピーチが、終わった瞬間に、日本人面接官に
「Agree? Disagree?」
と問われた瞬間、もうここで不合格確信しました。
しっかりスピーチが論理明快で伝わっていれば、そのような質問が出るはずがないからです。
もう、頭が真っ白になって、質疑応答でも、質問を覚えたおらず、当てずっぽうにまくし立てる始末でした。
この時の日本人面接官はとても優しい方で、僕の支離滅裂な英語に、すごく、うんうんと笑顔でうなづいてくれて感謝しかなかったです。
結果は不合格
スピーチ4
質疑応答5
語彙文法8
発音5
質疑応答、発音で、3点をつけてくれたのはおそらく日本人面接官でしょう。頑張ろうとしていた姿勢は買ってくれたのかもしれません。
語彙文法は、難しい単語使いまくったので、自信がありました。
この時、もう僕は一生英検1級には合格できないのかと、絶望しました。
最終章へ続く
絶望・・・この気持ち、何度も落ちたことのある私、共感しましたね。ここまでやってどうして落ち続けるのか・・・と英検協会を逆恨みする気持ちもありました。(実力がないから落ち続けていただけなのに・・・)
「最終章 私の英検1級合格までの軌跡」
絶望の中、バリューイングリッシュのメールから、しょーこさんへの無料相談のお知らせが来ました。
なんと、しょーこさんは、7回目でようやく合格とのこと。
このおかたなら、できない人の気持ちがわかる、寄り添ってもらえると思い、相談をしに行きました。
この時は、アドバイスをもらったというより、私のメンタルヘンスのカウンセリングみたいになっていましたが笑笑
そして、1週間、次こそは戦略をしっかり練らないとも思っている時に、とある英検1級合格者にお会いさせていただく機会をいただきました。
過去2回の失敗談を話、もう何が正解かわからないと思ったのです。
そのおかたにも話を聞いていただいたところ、
「別に英検1級の面接だからって、難しいことを言うことを求められてるわけではない。トピックに対してあなたが思ったことを、スピーチにせよ質疑応答にせよ、論理展開を意識して素直に言えばいい。」
これを聞いて、私は初心に返りました。そして、希望の光をも取り戻しました。
「そうだ、そうだよ。一次試験のライティングは、その方法でほぼ満点を出せたじゃないか。それをもう一度再現できれば、今度こそ二次に合格できるかもしれない!」と。
そして、私は所有している2023年、2021年度版の過去問の面接トピック120テーマを、1ヶ月かけて徹底的に口を動かして、スピーチ練習をしました。
スピーチの内容は、もう自分の知ってる範囲でしかありません。
とにかく論理展開を意識して喋る。合格まで、9割5分はこれしかやっていません。
そして、1ヶ月も経ってくると、どんなテーマが出てきても、何かしらの論点は頭の中でパッ!と出てくるようになりました。
その時に、インターネットで、たまたましょーこさんのコーチングのサイトを発見したので、また相談をすることに。
この時も、しょーこさんに、アドバイスをもらうつもりでスカイプで電話してましたが、この時も、アドバイスというより、英語論を交わして盛り上がるになっていました笑笑
しょーこさんから言われた言葉が、驚きでした。「よしきさんのレベルが相対的に高いから、よしきさんのお役に立てるかわからないと。」
いや、全然そんなことないんですけどね…😅
そこから6月まで、ネットに転がっていた2004年から2012年までの過去問270トピック、他サイトの、41カード×5トピックの205テーマを追加し、とにかくスピーチを口を動かして数稽古してきました。
流石にここまでやれば、トピックが余程ニッチでない限りは、何を問われてもスピーチできるようになりました。
6月に、バリューイングリッシュで、ずっとお世話になっているエンジェル先生と、3ヶ月ぶりの再会。
「成長した自分を見せてやる!」
と言う思いで、エンジェル先生のセッションに挑みました。
結果は成功。
スピーチは言うまでもなく、圧倒的スピーキングの量をしてきたこともあり、難しい単語、文法を駆使する上に、スピードが早いエンジェル先生の質問が、スッとリスニングでき、質問の意図を簡単に汲み取れたんです。
質疑応答でも、スピーチをたくさんしてきたわけですから、何を聞かれても、慌てずに即座に返せるようになりました。
「Aさん、すごく成長したね!!」
エンジェル先生は笑顔になっていました。
エンジェル先生の質疑応答は、ハッキリ言って厳しいです。あらゆる角度から思ってもない質問が飛んできます。
エンジェル先生の質問をなんでも捌けるようになれば、本番は怖くないですよ、マジな話!!!
そして、1ヶ月後、2024年第1回の英検1級二次試験を迎えました。
心臓がドキドキしていました。ここまで頑張ったから緊張しているんだと思うのと同時に、ここまでやったんだから、あとは、普段通りにやれば大丈夫と自分を信じていました。
正直、試験が近づくにつれて、不安の感情は無くなっていました。
そして、本番は成功を収めました。
まず、フリートークでは、外国人面接官に、趣味は何と聞かれたので、
「とにかく言語学を勉強すること!英語をもっと習得したら、は、フランス語に興味があります!」と言ったら、
いつ頃からフランス語を始めるつもり?
と聞かれたので、
「まずは通訳案内士の試験に受かってからですね!私は実は、通訳案内士になりたくて英検1級を目指しています。英検1級に合格したら、通訳案内士の試験に向けてまずは勉強するつもりです。」
その次に、日本人面接官からは、言語学以外では普段何するの聞かれ、
「漫画を読むのが好きです。私は学生時代漫画家を目指していましたので。特にドラゴンボール、ドラえもん、ピカチュウが好きです。」
と言ったら
外国人面接官「うちの家族もそのキャラクターたち好きだよ!」
僕「really!?」
と、スムーズに出だしはつかめました。
次に、トピックカードを渡され、
迷わず2番目のトピック,
Can poverty ever be truly eradicated?にしました。
立場は根絶できる(agree)で、アーギュメントポイントは、
1、日本のODAサポートがあるからアフガニスタンなどの貧困国を救えると、
2、テクノロジーの進歩が教育の機会を導入して、オンライン英会話などの教育を受けれれば、将来的に外資系企業でお金を儲けられるようになり、貧困解決になる。
というスピーチになりました。
2番目は少しミスったかな?と思いましたが😅
質疑応答では、5ターン(5問の質問)会話できました。
覚えてる限りですが、
Q1、日本の貧困ってうまく取り組めてると思う?
→いいえ地理的には思いません。例えば、東北や私の住む静岡県では、都会と比べて最低賃金がとても低いです。これは、田舎地方の貧困を強めてしまっていると考えます。
Q2、そのような格差は日本は解決すべき?
→はい、するべきです。なぜなら貧困解決につながるからです。〜…(なんで言ったか忘れちゃったけど、多分3文くらいは話しました。)
Q3、ホームレスについてどう思う?
→ホームレスは根絶されるべきです。なぜなら、ホームレスをなくすことis tantamount to 貧困解決だからです。例えば、都会ではお金がなくてharborのような寝る場所を確保できない人が多いです。
Q4、あなたは日本政府をODA促進するべきと言いましたが、他国での農業についてはどう思いますか?
(正確に覚えてないけど確かこんな感じの質問だった。)
→それも貧困解決にいいと思います。例えばアフガニスタンでは、気候変動や干ばつ、砂漠が常習化しているので、そこの人々は栄養が十分ある作物を育てられません。ですので、そこの国の農業産業を繁栄できれば、作物を作れるだけでなく、仕事の機会もゲットできて充分なお金を稼げると思います。
Q5、日本以外ではどの国が貧困国を助けるべきかな?
→アメリカだと思います。スピーチでも申し上げましたが、スマホやラップトップなどはスティーブ・ジョブズから発生し、バングラデシュなどの貧困国も助けてきました。だからアメリカだと思います。(ちょっと答えになってないかも笑笑)
Q5の最後を喋ってるあたりでタイマーがなり、終わりました。
最後の締めも良かったです。外国人面接官に、いい通訳案内士になってね!と言われました‼️
面接室を出た瞬間、
「これは絶対に合格した。落ちるわけがないと、確信しました。」
そして迎えた結果発表日
スピーチ9
質疑応答9
語彙文法10
発音6
SCEスコア641で、合格点の602を余裕で上回りました。
一次試験に合格してからの8ヶ月間の苦しみから解放された瞬間で、一気に力が抜けました。
でも、これでようやく、応援してくださった方々へ恩返しができると思いました。
しょーこさんは言うまでもなく、エンジェル先生も、スカイプのメールで報告したら、喜んでくれました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
私の最終目標は、通訳案内士ですが、まだまだ運用力という点では英検2級の足元にすら及んでいません。
したがって、私は10月に新形式英検2級の受験を決意しました!!
これは、合格目的ではなく、基礎は大事だと、自分への戒めを目的とした受験です。
もし、誰か、英検1級の面接で困っている人がいましたら、しょーこさんを通じてでも、バリューイングリッシュを通してでも、私に連絡をくだされば、アドバイスいたします(^^)
せっかく苦労した取れた英検1級ですから、無償で困っている人の力になれればなと思っています🌟
470以上ものトピックを使って、スピーチを組み立てる練習(驚愕!!)をしてきたAさん、これほど練習している人がいるでしょうか?これだけの練習をしてきたのですから、合格も当然と言えますね。
Aさん、これまでの足取りをシェアしてくださいまして、誠にありがとうございました。今回の記事は、これから受検する皆さんの大きな励みになったことと思います。
まさに「失敗から学ぶ」Aさんの姿勢を見習って、私もさらに勉強を続けます。
英検1級(2018-1)★1次合格まで15回以上受検 ★1次合格後2次連続4回不合格 ★1次から出直し3回目で2次合格★合格までにessay118本書きバリュー講師から徹底的にフィードバック・発話練習を受ける★地方観光パンフ日→英などなど★英文法・長文読解など現在も猛烈学習中★
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