前回、「英語はサブスキル」という時代から「英語は学力の基盤」という時代が来ているというお話をしました。今日はその続きです。
リカレント教育での英語の重要性
Datacampというデータサイエンスのオンライン講座をご存知でしょうか?
PythonやR言語と言ったデータサイエンスのためのプログラミングが「英語さえできれば」格安で学べます。
例えば、DataCampのData Scientist with Rという合計で94時間の22のコースを修了すると、見込み給与は$118,000とあります。(本当かどうかは分かりませんが1000万円以上の年収の可能性ということです。)
これも、世界中から一度作ったコンテンツにアクセスしてもらえるのであれば、ユーザーが増えてもそれほど固定費は増えないので相当な低価格を実現可能なはずです。「英語さえできれば」このスケールメリットを享受できます。
今までは、翻訳本がなぜか原著(英語)よりも安いということがありましたが、今後はこういうことが少なくなっていきます。今までは苦労して英語を身につけてもメリットが少なかったのですが、これからはできないとそもそも困る、大きなハンデになりかねないという時代が来ます。
翻訳機ができて英語がいらなくなる?
翻訳機はきっと近い将来技術的に可能になると思います。でも、だからといって第二外国語を学ぶ必要がないかというと、判断が分かれるところです。
語学を学ぶということは、外国の文化を学ぶということでもあります。言葉には文化の差が色濃く反映されるからです。
例えば、会社の懇親会でゴルフかボーリングか検討してと言われていて、検討結果を持って行くとします。
日本語ですと、
Aさん「この前おっしゃってた懇親会の件ですが、、、」(ゴルフを押す予定)
上司「ここ数日あついからなぁ~」
Aさん「そ、そうですよね、、ですので懇親会はクーラーも効いてますし、ボーリングですかね?」
上司「そうね、それがいいんじゃない?」
※このように、話始めて思っていることと結論を相手に合わせて(様子を見ながら)変えることが可能です。
英語だと
Aさん「懇親会は、ゴルフがいいと思います。なぜなら…(理由)」
上司「そうだね、そういう考え方も一理あるよね。でも、最近の暑さを考えると屋内の方がよくはないか?」
※PREP(Point Reason Example Point)に代表されるようにまず結論が来ます。1つの文章をとっても、主語の次が動詞なので結論を変えるようなことはとても難しいです。
もちろん、第二外国語を学ぶことが目的なら、英語である必要は必ずしもありません。ただ、先ほどもお伝えした通りアジアのどの国の人も英語がどんどん話せる人が増えてくると、そのネットワーク効果は無視できなくなるはずです。
まとめ
このように世界中の人とビデオチャットなどで会話をすることが簡単となったこれからの時代においては、様々な国の人と英語で会話ができないと、チャンスを大きく狭めてしまうリスクがあります。英語はサブスキルというあったらいいなというスキルではなく、様々なことをする上で基盤となるベーススキルに21世紀はなっていくと考えられます。
バリューイングリッシュでは、学長が自身のアメリカ大学院留学&卒業の経験を経て得たノウハウをベースに英検1級対策から子供向けの英会話まで、自分が受けたいか?自分の子供に受けさせたいか?という視点で企画をしています。本気で英語力を伸ばしたい受講生を応援していきます。

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