2020年度 大学入試改革 英語新テスト(英語4技能)の実施方法

2020年度大学入試改革(英語)

民間試験の中から「高校生に適した試験」が認定される予定とか。

そして基準といわれているのが
1)世界基準のCEFRに準拠しているか?
2)高校生のレベルを分けられる難易度か?
3)受験料は適正か?
4)地域による格差はないか?

どのような試験がこの条件を満たすのでしょうか?

IELTS/TOEFLは厳しい
IELTS/TOEFLをこの四点で評価すると
1)◎ 2)× 3)× 4)△
1)はまちがいなく、そもそも海外大学院に留学するための試験ですから問題はないです
2)ですが、IELTS/TOEFLは日本の高校生にはむつかしすぎて、分類ができません。つまり高校生をA~Dのように分類することができないのです。というのもIELTS/TOEFLは英検1級、準1級、2級くらいを分けるための試験で、2級の中でどこらへんか?見る試験ではないからです。一方で日本の高校生は3~2級での分布なので高校生はみんな同じレベルになって優劣がつけられなくなってしまうのです
3)そして受験料もIELTSは例えば25,380円と高額です
4)一部地域では実施されていないため交通費も必要となります

英検が本命?
1)○ 2)○ 3)○ 4)○
英検は3級から準1級までカバーしており、高校生向けにカスタマイズすることやCSEスコアというものを用意し、細かく点数を変えられるように変更を加えてきています。受験料も適正なレベルです。また4技能のバランスも良くなってきています
また、さらに大学受験に特化した試験としてTEAPも英検協会として用意してきています

実は、TOEICの点数を気にしているのは日本企業だけで、TOEICのスコアよりは外資系企業は英検の方を重視します。なぜかというと、TOEICはスピーキングとライティングがないため英語で面接すると(日本企業はこれができない)すぐにTOEICのスコアと実務力(メールを書く、電話で話す)に問題があることが分かるからです。英検はTOEFL/IELTSほどではないですが一応4技能なのでこちらの点数は少し参考にしています(履歴書上での評価)

このように考えると、英検協会の試験が認定されることは多分ほぼ確実と思われます。


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