リスニングの学習アドバイス

英語学習アドバイス

「英語を聞けるのは会話の第一歩」ってバカにしてる??と怒られてしまいそうですが、語学の学習は基礎が大事です。

今日は、だいたい聞ける→100%聞ける→同時通訳のようにシャドーイングするという学習の中で、リスニング学習を通じた自分の表現力も上がる、会話に使えるネタ仕込みについて考えてみます。

シャドーイングに関しては、中・上級者向けですが、K/Hシステム(入門編)が名著です。
こちら自信を持ってお勧めできる教材です。迷わず即買いでOKですよ。
http://amzn.to/14b2f55

効率よく英会話力を習得するには、基礎学力が必要です。
残念ながら空っぽの中から何かをひねり出すことはできません。
英会話の学習を始める前に、できればTOEIC600点、少なくともTOEIC470点の知識が必要と考えています。

今回はこの要件を満たされた方を対象にお話致します。
ちなみにTOEIC 470点までは「英語漬け(DS)」がお勧めです。( http://bit.ly/aMBdV5 )

リスニングは、「多聴」と「精聴」が二本柱です。

今回の前半は「多聴」について、次回は「精聴」についてお話します。

まず、多聴について
多聴は、質の問題あれど、とにかくたくさん聞く事が一番大事です。量こそすべてです。つまり、ポイントは如何に習慣をつけるかが最大のポイントです。
いや~、苦手なんですという人は、通勤時間の隙間時間にCNNやBBCのニュースビデオを1つ見ると決めてとにかく英語を聞く時間を作ってください。ALCの教材に1000時間ヒアリングマラソンがありますが、1000時間といわず年間500時間がんばってみましょう。そのためには、1年間52週、盆と正月はお休みで除いて、平日は5日とすると50週×5日=250日/年。500時間/年を達成するには、1日2時間です。結構大変ですが、通勤時間が1日片道1時間なら通勤中ずっと英語を耳にいれるようにしていればOKです。

もう一つは多読の学習と同じですが、100%分からないものを聞いても成果は出ません。(御経を意味が分からないけど暗唱できてしまうという人は別かも)そこで、8割以上分かる少し簡単な教材を利用すると良いです。これは、人間の脳は補完能力があるからです。英検1級なら2級レベルまで教材のレベルを落としてみるとか簡単なところから始めるようにします。

なぜこれが大事かというと、脳の自動補完機能を活用できるからです。
あ○う とか あ○うえお
とあって、○に入るのは?と聞かれると何が入るか分かりますよね?これは、はじめのやつは、実は
あ”そ”う かもしれませんし、 あ”い”う かもしれません。
二つ目はたぶんほぼ100%の人がい”を入れるでしょう。

同じように、英語のリスニングでも、こういう補完が利くまたは予測できる文章を聞けば、考えながら聞く事で、聞くだけで学習するってのも可能かもしれませんよ。

これはバリューイングリッシュがVOAの記事を使っている理由でもあります。知識語彙(十分知っている語彙、TOEICの四択では答えられる)を運用語彙(会話の中で反射的に使える)にするのが大事で実際の会話では1500語でかなりの部分が対応可能です。これを聞きまくる事で、知識→運用の変換の基礎もできると考えています。

ぜひ、VOAの音声を聞いてそれをオウムのように繰り返すシャドーイングに一度挑戦してみて下さい。

【ご参考】VOA講座の記事一覧
https://sites.google.com/site/valueenglish/Home/voa-top
(最短5分で読め聞けるなるべく短い、かつ 語彙の色々な使われ方が分かるよう様々なトピックから選定)
例えばiPhoneで通勤時に学習する場合ですが、具体的には、
1) VOA記事一覧にアクセス( https://sites.google.com/site/valueenglish/Home/voa-top )
2) 該当月のリンクをクリック、記事一覧が出てくるので一番上の記事を選びリンクをクリック
3) 記事の中に音声があるので、それを再生、最寄駅に着くまでひたすら同じ記事をリピート
4) 可能なら口を動かしたりして記事をまねて発話しようとしてみる
5) 翌日は次の記事で1)~4)を繰り返す。記事は16個しかないので、全部やったら初めの記事から繰り返す

精聴についての続編も楽しみにしていて下さい。


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