グローバル人材には日本史は必要か?

学長堀場英雄の考察

リベラルアーツという言葉をご存知でしょうか?
所謂世界のエリートたちはこの教育を受けている人も多いという話も聞きます。

最近気になったのが以下の記事。リベラルアーツは幅広く教養を身に付けることと個人的に理解していますが、日本人にとって日本史は重要でしょうか?

日本史必修化 誇り持って学べる内容に
以下
記事より抜粋

  • 高校で日本史の必修化が検討されることになった。
  • 国際化への対応などで、高校では平成元年改定の指導要領から、地理歴史3科目のうち世界史が必修になった。
  • 神奈川県、東京都の教育委員会はすでに、独自に日本史を必修にしている。
  • 歴史教育では、教科書のなかで南京事件について中国側が宣伝する誇大な犠牲者数をあげるなど、ことさら日本を悪く描く自虐史観が抜けない。

みなさんは人種差別に対する活動者というと誰を思い浮かべますか?

マーチンルーサーキングJrでしょうか? I have a dreamはあまりにも有名ですよね
ところでこのスピーチがされたのは、第二次大戦後とそれ以前どちらかご存知でしょうか?
このスピーチがなされたのは1963年、戦後18年も経ってからです。この時も人種差別はあったということです

新渡戸稲造といえば、何を思い浮かべますか?
5000円札でしょうか?武士道でしょうか?

以下の事実はご存知でしたか?

  • 1920年(大正9年)の国際連盟設立に際して、教育者で『武士道』の著者として国際的に高名な新渡戸が事務次長に選ばれた。
  • 新渡戸らは国際連盟の規約に人種的差別撤廃提案をして過半数の支持を集めるも、議長を務めたアメリカのウィルソン大統領の意向により否決されている。

アメリカ人に、日本人はいまだに女性を差別している!と言われた時に、もちろんこの点問題ではありますが、多民族を迫害したとかそういう主張をされた時、ちょっとまってくれと、1920年の時点でこういうことも国際的な場で日本人は発言していたといえることはやはり大事だと思います。

他にも知っておきたい歴史上の日本人はたくさんいます。英語はあくまでも手段、英語というメディアを通じて何を伝えるか自分の軸を持つためにも自分のルーツを知っておくことは大変有意義だと思います。


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